奇跡のワインと呼ばれるワケは
世に出ている「自然派ワイン」と明らかに違う大きなポイント
主要産地のひとつでオーガニックワインや自然派ワインの多いヨーロッパの産地と比べても明らかな違いがあります。
それは気候です。
降水量が少なく比較的乾燥して過ごしやすい気候の「大陸性気候」は病気や害虫の発生確率も低い中での葡萄栽培です。
世界で唯一無二の存在
宮崎県は「温帯気候」です。葡萄の生育期に湿度90%以上が続く梅雨も来るし、台風の通り道でもある。
逆に病気や害虫の発生確率の上がる亜熱帯に近い「温帯気候」の環境下で葡萄を「無農薬」で栽培するリスクとそれを減らすための人的労力が必要か想像も出来ません。
おそらく世界で唯一の温帯で造られる無農薬・無添加・天然酵母発酵の自然派ワインです。
そう!世界中で唯一無二のワインなのです。
そんな香月さんの挑戦を周りは「絶対無理だ」と言い(私も話を聞いた時点ではそう思いました)そんな孤独な挑戦の中で2018年初ヴィンテージをリリースしたことは奇跡としか言いようがありません。
莫大な資金を投資して人海戦術でやったわけでもない。
限られた労力、時間、道具、技術で、彼は最初の一歩を踏み出すことに成功したのです。
これを奇跡と言わずなんと呼びましょうか?