中国ではすでに無人レストランが実用化!?
中国ビジネス最前線
先日、NHKで、AIに将来職を奪われる心配があるという特集を見たばかりなのに、もう現実化していた!
紹介されたのは「無人レストラン」
舞台はお隣、中国
中国の浙江省、ここに店員のいない無人(もちろんお客さんはいるが)レストランが実際に稼働しているという。
何やら机にはQRコードや電子レンジのようなコーナーなど見慣れないものがある。
スマホひとつでオッケー
だいたい想像は付くと思うが、実現できるようにカタチやシステム化するのがスゴイ!
ユーザー側にも受け入れる土壌が出来ていることも成功の一つの要因だと思う。
スマホで、事前にダウンロードした
①専用アプリを開いて
②カメラで店のQRコードを読み込む
注文から決済までこの段階で終了
③店のメニューが表示される
④料理をオーダーする→モバイル決済で即座に会計終了
⑤指定された場所で料理を受け取る
利用者の反応は上々のよう。
もちろん賛否両論あるだろうし、日本の風習に合うかもわからない。
しかし、ニーズが発生していることは、ビジネスモデルとしてひとつのカタチとして成立していることは事実である。
アリババグループ
このサービスにもAIが使われている。
QRコードをお店で読み込んだ客のスマホにはそれぞれ違うメニューが表示される。
顧客の購買履歴から好みに合わせたメニューが選ばれる。
Amazonなどの書籍購入の最適化技術の応用だ。
このサービスを始めたのがIT業界の巨人「アリババ」グループだ。
すでに中国市場でのネット通販で巨大な市場を形成し、「胡麻信用」という独自の顧客心理を突いたサービスなどで中国の若者世代から絶大な支持を集めている。
人件費を半分に削減して利益に還元するというスタイル。
今後小売りの様々な業界へ波及していく
このビジネスモデルが実用化されているのはレストラン業界だけではない。
昨年12月には書店で
2月にはアパレルで
日本も動き出していた
上海で日本の企業と中国の会社がタッグを組んで取り組んでいるのが
無人コンビニ機「TakeGo」。
無人コンビニといえば、国内でローソンがスマホアプリのみで買い物が出来るといううたい文句で試験的に都内で営業を始めた矢先にお隣中国では一歩先の取り組みをしていた。
仕組みはなんと!
登録していた手の静脈パターンを読み込んで購入、決済を済ますというもの。
かなりSFチックだが、スマホもいらなくなるので、散歩やジョギングの途中に買い物が手ぶらで出来るというもの!!
商品の認識、移動は取り付けてある4台のAIカメラで認識。手で隠れていても様々な情報から商品を認識できるようだ。焼き色や形が1個1個違うパンなどでも認識するという。
まずは中国で実用化を進めて、日本やアジアに進出を計画する予定だという。
このAI産業のスピード感なら年内には国内に入ってくる、なんてこともあるかも
AIに仕事を奪われる日
AIに仕事を奪われる日はもうそこまで来ている?
いち小売業者として脅威を感じずにはいられない。
ホントに「どう生きるか?生き残るか?」を考えなければならない時代が来そうだ。